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AMSLについて

Akajima Marine Science Laboratory

ごあいさつ

Greeting

阿嘉島臨海研究所は、文部科学省認可 一般財団法人熱帯海洋生態研究振興財団が運営しております。 1988年5月の認可後、慶良間諸島のさんご礁海域について主にフィールド調査を主体とし、気候変動などの影響やサンゴの保全に関する研究を地元ダイビング協会や国内外の研究者と共に続けております。

地域一体となった地道な努力の結果、同諸島は2014年3月5日、サンゴの日に合わせて国内で31番目の国立公園「慶良間諸島国立公園」として指定されました。財団設立にかかわってくださった方々の多くが、スクーバダイビングの愛好者でもあり、現在でも研究者に限らず、海の大好きな仲間が寄り集まり、多くの助言や協力をしてくれています。

また、研究所の成果として2005年世界で初めて、有性生殖によるサンゴの増殖が行われ、従来の無性生殖法とは異なる選択肢を増殖技術として提供することができました。現在では世界各地で同技術を基本とした技術発展が試みられています。こうした技術は水産資源の回復や島嶼における防災、領土保全において、これからますます必要とされることと期待されます。

ケラマブルーと称される美しい慶良間の海域では、刻一刻と様々な生命活動が見られます。そういった光景は我々の遺伝子に眠っている原風景を思い出させると共に、生き物として大切なことを教えてくれるような気がします。ぜひ貴方も人生をかけて阿嘉島臨海研究所の研究活動に参加してください。

一般財団法人 熱帯海洋生態研究振興財団
理事長 比嘉 幹彦